全国的に高病原性鳥インフルエンザの発生が報告される中、大分県内の養鶏場を対象に消毒用の消石灰が配布されました。

大分県は鳥インフルエンザが流行する冬場を前に、毎年県内すべての養鶏場に消石灰を無料配布しています。

豊後大野市三重町にある家畜保健衛生所で27日、20キロ入りの消石灰が養鶏場の規模に応じて農家に手渡されました。消毒用消石灰は畜舎の入り口や周辺などに散布して伝染病を予防するもので、今年は130の農場におよそ7000袋が配られます。

豊後大野家畜保健衛生所 河野泰三所長「すでに国内に鳥インフルエンザのウイルスが入っていますので、改めて消毒用石灰を散布して農場の消毒を徹底してもらいたい」

鳥インフルエンザは10月に入って北海道の養鶏場ですでに発生しているほか、宮崎県でも野鳥の感染が確認されていて、県が注意を呼びかけています。