今シーズン1番の冷え込みがやってきました。これから本格的な寒さを迎えるにあたり冬支度が急ピッチで進んでいます。

2日朝、最低気温氷点下1・8度を観測した玖珠町中心部。マフラーやダウンなどの暖かい格好をして通学する生徒の姿が目立ちました。


(街頭で)「12月入って急に寒くなって、きょうが1番寒いと思う芯から冷える」「このジャンバーとマフラーで首元を温めたこんなに朝から寒いとこれからが不安になる」


例年より遅れて厳しい寒さが到来し、2日朝は県内ほとんどの市と町で一番の冷え込みになりました。玖珠町や竹田市などでは1日深夜には気温が氷点下まで下がり、今シーズン初めての冬日となりました。

寒さ対策に欠かせないのが暖房のための灯油。大分市のホームセンターでは価格の高騰にも関わらず、灯油を買い求める客が朝から訪れていました。

(HIヒロセ 春日浦店・江頭勇斗さん)「10月に比べて、1日当たり2~3倍ほど多くお客さんが来ている。寒くなったことや原油の価格が高くなっているので、早めに来ている人もいる」

石油情報センターによりますと11月末時点で店頭18リットルあたりの灯油価格は2123円。おととしから去年にかけて大幅に上昇し、過去10年で最も高くなっています。店でも去年の同じ時期より5円程値上がりしているといいます。

(江頭勇斗さん)「例年、年末にかけて段々値段も高くなっているので、今年も恐らく高くなっていくと思う。安いうちに早めに買い溜めして頂くといいと思う」

一方、厳しい寒さを心待ちにしていた人も。11月の平均気温が例年より高かったことからデパートでは冬アイテムの売れ行きはやや鈍かったようです。しかし、1日からからマフラーやコートなど防寒グッズを買い求める客が急増したということです。

(トキハ本店営業部・太田美乃里さん)「先月少し暖かくて、想定とは違う動きになっていたので、この寒さに合わせて温かい洋服をたくさんお客さんに提供したいと思う」

値上げや節電の冬、師走の到来とともに本来の寒さも訪れ、街は急ピッチで冬支度が進んでいます。