初の女性総理誕生へ。自民党の新総裁に高市早苗さんが選出され、政財界や県民からは期待するなど、様々な声が聞かれました。
自民党大分県連では4日、県内の党員・党友票の開業作業が行われました。投票総数は9245票で投票率は63.59パーセントと去年の自民党総裁選挙を1.34ポイント上回りました。最多得票は高市早苗さんの3901票で、次いで小泉進次郎さん、林芳正さん、小林鷹之さん、茂木敏充さんとなり、決選投票で県連票は高市さんに投じられました。

県関係の国会議員では岩屋毅外務大臣と広瀬建議員が1回目は林さん、2回目は小泉さんに投票。古庄玄知議員は1回目、2回目ともに高市さんに票を入れました。
総裁選は決選投票で高市さんが小泉さんを破り、新総裁に選出されました。
(自民党新総裁・高市早苗氏)「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます。働いて働いて働いて働いて働いて参ります」
自民党の初の女性総裁として就任した高市早苗さんへの期待など、大分県内の政財界と県民の反応です。
自民党総裁選挙の結果を県連事務所で見守った阿部英仁会長は「自民党が一枚岩になって物価高対策、これをまずは政策の一丁目に掲げてスピーディーに政策に取り組んでいただきたい」
一方、野党第一党である立憲民主党県連の吉田忠智代表は「石破政権の時から政治と金の問題についての与野党協議も続けていますし、給付付き税額控除や暫定税率の廃止の協議も行っていますから、しっかり引き継いでいただきたい」
また、連立政権を組む公明党県本部の戸高賢史代表は「物価高対策など与野党乗り越えて取り組む課題がある中、合意形成を進めていただきたい」とコメント。
県商工会議所連合会の吉村恭彰会長は「国民の不安を希望に変える自民党となるよう強力なリーダーシップを発揮していただきたい」と期待を込めました。
佐藤知事は「地方行政に精通した方。地方創生や地域経済の活性化など様々な課題がある中、国内外の諸課題に取り組んでいただきたい」とコメントしています。
大分市内で県民にききました。
(県民)「高市さんの方がいいんじゃないですか。物価高が問題なので給料をあげてくれた方がいい」「麻生さんの一言で決まったような感じがする。そこまで変わらないのではないか」「賃金とかお金。みんなが安定して生活できるようにしてもらいたい」「女性だから男性の視点では見えないものが見えるのではないかと思う」「応援していたので良かったと思う。自民党を変えてくれると期待している」「きょうの株価を見たら相当上がっているみたいだし、いつまで続くかわからないけど期待はしたい」
高市さんは来週にも召集される臨時国会で初の女性総理に指名される見通しです。