大分県宇佐市など3つの市で整備を進める広域ごみ処理施設の運営事業者について、1日夜、選定方法をめぐる協議が行われましたが、再び結論は持ち越しとなりました。
宇佐・高田・国東広域ごみ処理施設は、3市が共同で宇佐市に整備を進めています。
12月1日の本格供用開始に向けて、運営事業者の選定方法について協議を重ねていますが、実績や技術力、価格などの総合評価して選定する方式を主張する宇佐市の後藤市長と、要件を満たした業者によるオープンな入札を主張する豊後高田市の佐々木市長の間で意見が分かれています。
1日夜は3市長が出席した会議が行われ、国東市の松井市長が新たに提案した両市の折衷案について協議しましたが、豊後高田市の考えに隔たりがあり、合意には至りませんでした。
(豊後高田市・佐々木敏夫市長)「うちの職員に市の考えを説明をさせていただいたが、私の意見は意見として円満な形が模索できればいい」

(宇佐市・後藤竜也市長)「国東市の折衷案に賛同しています。そこに向けて総合評価という方式であればなんとかできるのかなと考えています」

広域ごみ処理施設の本格供用開始まで2か月を切る中、3市長による意見がまとまらず、未だ運営事業者の選定方法は未だ決まっていません。
事務局では、日程的に厳しさが増している中、市民生活に影響がないよう、早急な合意形成を目指したいとしています。