緊張の贈呈式、将来の夢は「消防士」
贈呈式では感謝状とお菓子の詰め合わせが修平ちゃんに手渡された。国東市消防本部の表彰としては歴代最年少。糸永康弘消防長は「当日は猛暑の中、通報が遅れた場合は、熱中症による生命の危険も危惧される状況であった。皆様の迅速な対応があったからこそ」と感謝の言葉を述べた。

普段は活発でよくしゃべる修平ちゃんだが、この日の贈呈式では多くの関係者に囲まれて緊張気味。それでも記者から将来の夢を聞かれると、「消防士さん」と答えた。
父・晃司さんは「普通に教えてくれただけという感覚でした」と謙遜しつつも、「偉いね」と息子の思いやりと勇気に感謝。何気ない日常の中で、小さな命の恩人が誕生した瞬間だった。