あさって20日に迫った大分国際車いすマラソン。3年ぶりに海外の一般選手が参加して沿道からの声援も戻る大会です。今年も優勝候補は王者、マルセル・フグです。

優勝9回、3連覇中の王者、スイスのマルセル・フグ。今シーズン出場した5つの大会全てで優勝し絶好調です。

(スイス マルセル・フグ)「優勝を重ねることができて、今年も素晴らしいシーズンを送れていると思う。1年を通してトレーニングも体の調子も順調だし、去年から自信があふれているよ」

大分国際は去年から直線の多いコースになったことで高速レースに。するとフグが圧巻の走りを見せ、世界記録を2分以上更新しました。今年はアメリカの若手ダニエル・ロマンチュクが3年ぶりに参戦するため、日本のエース・鈴木朋樹と三つ巴の激しい戦いが期待できます。

(マルセル・フグ)「2人はとても力強い選手でメインのライバルと思う。ダニエルは特に大分のようなフラットなコースで力を発揮する選手。今年は去年よりも戦略が重要なレースになると思う」

よりハードな戦いが予想されるなか、3年ぶりに帰ってくる沿道の声援にフグは胸を躍らせています。

(マルセル・フグ)「コロナ禍前のようなレースが戻ってくることにとても幸せだし、ワクワクしている。本当にうれしい。声援は選手にとってとても大切だし、雰囲気が一層素晴らしくなる。日曜日のレースは観客の皆さんの前で暖かい雰囲気の中、走れるのがとても楽しみ」

世界王者が今年も新記録を打ち立てるか、堂々の走りに注目です。