20日 日曜日に迫った大分国際車いすマラソンは3年ぶりに海外の一般選手が参加し、沿道の声援も解禁されます。大会に挑む県内最年少・立川隼さんを取材しました。

総勢182人が出場する中、県内選手で最年少の高校1年生、立川隼さん(16)。生まれつき下半身にマヒがある立川さんは4歳のとき、家族で市民マラソンに出場したことがきっかけで車いすマラソンに魅了されました。

おととし、14歳でハーフマラソンに初出場すると完走。去年はタイムを15分以上縮めて完走しました。

Q去年レース完走したときはどんな気持ちでしたか?
立川隼さん「完走出来て、うれしかった」

本番に向けて21キロの走り込みを重ね、体の仕上がりは90パーセントと話す立川さんですが、今年3月に腎臓の感染症にかかり3週間入院。内臓の病気は初めてのことで、回復後も慎重に調整して、9月に入ってようやく本格的に練習が積めるようになりました。

(父・真さん)「練習でどこまで無理をさせていいのか本当に探り探り。まずは無事に完走してゴールまで来てくれればと思っています」

(母・愛さん)「たくさんの人のお力添えのおかげで走れているので、息子が走ることで恩返しになればいいなと今まで以上に思いました」

家族とともに病気を乗り越えて、今年もレースに臨む立川さん。目標は自己ベストを更新し、完走することです。

Q家族に伝えたいことや気持ちは?
立川隼さん「たくさんおうえんしてほしい」