性的多様性について理解を深めてもらおうと、若者の支援を行う当事者の遠藤まめたさんが大分県由布市で講演し、正しい理解を訴えました。

おおいたにじいろ講演会は県と由布市が企画しおよそ100人が参加しました。

講演会では自身も当事者で性的マイノリティーの若者を支援している遠藤まめたさんが講師をつとめ、自らの性に違和感を覚えた高校生のときに家族にカミングアウトした経験を語りました。

この中で遠藤さんは10代のLGBTQを対象にNPO法人が行った調査で、この1年間自殺を考えたと答えた人の割合が5割以上にのぼることを紹介しました。その上で家族や友人など身近な理解者がいることが命を救うことにつながると訴えました。

(一般社団法人にじーず・遠藤まめた代表理事)「LGBTQ等、自分の性のあり方について知られたらどうなるのか、非常に不安を抱えたまま暮らしている方がいっぱいいる世の中だと思うので、本当のことを知られても安心して暮らせるような町になっていったら良いかなと思います」

県では2025年11月にも豊後高田市と共催で、性の多様性をテーマに講演会を実施する予定です。