貸会議室大手のTKPが、全労済が所有する大分市内のテナントビル「ソレイユ」を買い取り、貸会議室や宴会場を運営することが発表されました。
(TKP・河野貴輝社長)「地元の大分市で本業である貸会議室や宴会場のビジネスをしたいという思いが強く、TKPとしてぜひという思いで取得させていただいた」
大分市中央町にある「ソレイユ」は1998年に完成した企業や団体などが入居する7階建てのテナントビルです。これまでは全労済が所有していましたが、2026年4月1日付けで大分市出身の河野貴輝社長が経営する貸会議室大手、TKPが取得することが23日発表されました。

6月20日に売買契約が結ばれ、買収費用は非公開となっています。ソレイユは全14室の会議室や宴会場を備えていてTKPが県内で中心事業の貸会議室を展開するのは初めてです。

(河野貴輝社長)「会議室ですので、当然宿泊施設と一緒になれば、研修施設にも変わりますし、特に我々の場合は、団体研修、東京、大阪、福岡から、そして海外の方々が来て研修ができる、そういった場所を提供したい」
一方、現在所有しているJR大分駅前のJTB大分支店の土地について、河野社長は23日開発の方針が定まるまで貸会議室として活用する考えを明らかにしました。
また、7月24日には別府市の上人ヶ浜公園に新たなリゾート型複合施設「SHONIN PARK」を開業します。
(河野貴輝社長)「点と点と点をいっぱい作っていくと線ができて、そして面になっていきますので、そういった人が集う場、特に県外の方々をどのように連れてくるのか、ということをみなさんに期待していただいているので、TKPの新しい形をいろいろな組み合わせで提供していきたい」
TKPは2025年12月3日には「アパホテル大分駅前」をオープンする予定で、県内での事業を拡大しています。