薬害エイズ訴訟の原告として差別や偏見をなくす活動を続けてきた人たちをしのび、薬害問題を考える集いが3日、大分市で開かれました。
この集いは薬害エイズの問題を風化させないように毎年開かれていて2022年で26回目となります。
3日は薬害エイズ訴訟の原告として先頭に立って活動し1996年に亡くなった大分市の草伏村生さん(享年44)とM君(享年17)らを偲ぶとともに当時の様子をまとめた映像が流され、参加者は薬害問題について改めて考えました。
そして薬害エイズ訴訟の弁護団を務めた徳田靖之弁護士が講演を行いました。
(徳田靖之弁護士)「生きるとはどういうことなのか、命とはどれほど大切なものなのか。受け止めなおして一生懸命生きていかなければいけない」
また、徳田弁護士は「彼らの遺志を忘れず私たちは自分で考え実行していくことが大切だ」と強調しました。