13日午後9時19分頃に発生した日向灘を震源とする強い地震で、大分県内では大分市や佐伯市などで震度4を観測しました。気象庁は南海トラフ地震臨時情報（調査中）を出しましたが、巨大地震の発生する可能性が平常時と比べて高まっているとは考えられないとして、調査終了を発表しました。

日向灘を震源とする強い地震は、震源の深さがおよそ36km、地震の強さを示すマグニチュードが6.6で、宮崎市などで震度5弱を観測しました。

この地震により宮崎県と高知県沖に津波注意報が一時発表され、宮崎港などで20センチの津波が観測されました。

大分県内では大分市、佐伯市などで震度4を観測し、佐伯市では50代の男性が自宅の階段から転落し、足にけがをしました。

気象庁は去年8月以来2回目となる南海トラフ地震臨時情報を発表し、巨大地震の可能性が高まっていないか検討しましたが、巨大地震の発生する可能性が平常時と比べて高まっているとは考えられないとして、「調査終了」を発表しました。