物価の上昇が家計を直撃する中、お得な弁当が次々と登場しています。売り切れ必至の人気店を取材しました。

大分市仲西町にあるイトマン商店。創業93年の歴史がある地域に根差した老舗の個人商店です。来店するお客さんが一直線に向かう弁当が298円の手作り弁当。弁当を作るのは近所の主婦たちです。料理上手な従業員たちがメニューを考案しています。
とんかつやハンバーグなど毎日6種類程度の弁当がずらりと並びます。大手チェーン店にないものを販売しようとスタートした格安の弁当。相次ぐ食品の値上げも相まってコスパの良さが客に喜ばれています。1日平均80個ほど売れるという弁当。午後1時ごろにはすべて売り切れました。

買い物客)「値段が安いのと味も結構おいしい」「助かります2食分買って帰ります」「毎日、作るよりも安く済む」

一方、先月オープンしたばかりの「じぃのまぐろ屋」。店の一押しは卵12個を使って作るだし巻き玉子です。

じぃのまぐろ屋大村浩三さん)「見栄えもいいし寿司屋をずっとしてたからこれがだし巻きと思ってる」

店を経営する大村さんは寿司職人の技術を生かし弁当店を始めました。日替わり弁当のおかずは10種類以上あり、必ずだし巻き玉子を入れています。また、まぐろのカツも入っていて揚げ物や煮物、中華などバラエティに富んだ味が楽しめます。

大村さんが新たに考案しただし巻き玉子のサンドイッチ。だし巻き玉子のフライをパンにはさんだものでチーズ入りもあります。

大村さん)「腹いっぱい食べたいという人に来てもらいたい。1回食べておいしいと思ってくれたら一番ですのでぜひ来てほしい」