公共交通の利便性を高めようと、大分県中津市で事前に予約して利用するデマンドバスの実証事業が1日から始まりました。

この実証事業は過疎や高齢化が進むエリアで公共交通の維持や利用促進につなげようと中津市が実施し、1日から運行を開始しました。

事前予約型のデマンドバスは平日の午前7時から午後7時まで運行されます。山国町ではこれまで週に2回、コミュニティバスが運行されていましたが、2022年、時刻表通りに運行されないなどの問題が発覚した経緯もあり、今回、事前に利用客を把握する予約型のバスが導入されました。

(利用者)「けがをしてから車に乗られなかったので、私たちのためには便利なバスが来てくれてよかったです」

この実証事業は1日から1年間で、市では利用状況を確認しながら利便性の向上を図りたいとしています。