農家にも深刻な打撃
臼杵市野津町でピーマンを育てる「日本海ファーム」では、猛暑による深刻な影響が出ています。出荷シーズンを迎えていますが、暑さによる高温障害で、大きく成長する前に赤く熟してしまうピーマンが多く見られました。

日本海ファーム 二見晋伍取締役:
「小さいうちから赤くなっちゃう。硬いピーマンで食べてもおいしくない。出荷量は3割減で先行きがわからないので、これからどうなるのか不安があります」
赤いピーマンは規格外となり出荷できず、大量に廃棄せざるを得ません。周辺の農家では、今シーズンの栽培を諦めた人もいます。二見さんは、栽培の方法を見直すべきか頭を悩ませています。

日本海ファーム 二見晋伍取締役:
「光を遮るような工夫をしたり、水の量を調整して少しでも地温を下げてあげたり、暑さ対策をしっかりしないと日本で農業ができなくなるんじゃないかと思っている」
市場関係者は「異常な暑さが続く中、今後の見通しは不透明」と話していて、野菜価格の高騰はしばらく続きそうです。