第44回全国スポーツ少年団学童軟式野球交流大分県大会で、大分市の豊府少年野球団が優勝し、今月27日から鹿児島県で開催される九州大会への出場権を獲得しました。
豊府少年野球団は小学1年生から6年生まで32人が所属、1975年に設立された歴史あるチームです。先月の県大会では津久見や判田といった全国大会常連のライバルに打ち勝って見事優勝を果たしました。
(6年生・宮城廉キャプテン)「打つべき人が打ち、守る人が守って、しっかりみんな声を出せていたので総合的にしっかり僕たちの野球ができていました」
投打でチームを引っぱる宮城廉キャプテン。ピッチャーで先発し、安定したコントロールを武器に試合を作ると3番バッターとしてチャンスでは長打、つなぐときには短打を器用に打ち分けます。
内野の守りを支えるのはショートの工藤琥太郎選手。堅実なグラブさばきとスローイングでアウトを重ねます。またセカンドやサードにつく阿部惺愛選手がムードメーカーとして全力プレーで守備を盛り上げます。
外野の要はセンターの上田統吾選手。広い守備範囲と強肩で相手の攻撃を封じます。またバッティングも身長169センチの恵まれた体格を活かして長打を量産。県大会決勝では2本のホームランを放ち、優秀選手に選ばれました。持ち前のフルスイングで長打を放つ強打のトップバッターで、リリーフとしてもマウンドに上がり、力強いボールで相手を抑え勝利を引き寄せます。
(6年生・上田統吾選手)「九州大会ではミスも関係なく思い切りプレーして優勝を目指したいです」
50年近い歴史の中で力のある選手が一番多いというメンバーで挑む初の九州大会。全員野球で1つ1つ勝利を積み重ね頂点を目指します。