大分商業出身で広島カープの森下暢仁投手が、25日の試合で、かつて西鉄ライオンズで活躍した大分県出身の稲尾和久さん以来となる56年ぶりの快挙を達成しました。
25日、カープの本拠地で行われたスワローズ戦に先発した大分商業出身の森下。この日は投打に大車輪の活躍を見せました。
打っては今シーズン2度目となる3打数3安打の猛打賞。カープのエースがバットでもチームを引っ張ります。
試合は6回、カープが1点を先制したあと、森下をリードするキャッチャーの曾澤が殊勲の2点タイムリー。この回3点を入れて、好投の森下を援護します。
森下はわずか91球で相手打線をシャットアウト。今シーズン6勝目をマークしました。
(森下暢仁投手)「いいスタートが切れたらいいと思ってマウンドに上がったので、ほっとしています。會澤さんと試合の中で、会話をしながら、試合を運んでいければ勝てると思ったので良かったです」
100球未満の完封勝利と、猛打賞の同時達成はかつて西鉄ライオンズで活躍した県出身の稲尾和久さん以来56年ぶりの快挙です。