2026年にも切り替えのタイミングが…
一方、駄菓子とたばこを販売する「薬師寺商店」。去年11月に新500円硬貨への対応を取材した際は、所有するすべての自販機で対応できていませんでした。
半年が経ち、店主に話を聞いてみると、「いまは新500円硬貨が流通してきているので少し困る。ただ費用がかかるので対応は考えていない」と話しています。

当初は新紙幣の発行にあわせて更新する予定でした。しかし、2026年3月までにマイナンバーカードや免許証で成人を識別するたばこ自販機に切り替えなければならないことがわかり、「二重の経費はかけられない」と話します。
薬師寺商店 薬師寺由美さん:
「たばこの利益で駄菓子の仕入れができているので、たばこを買ってくれる人はありがたいけど、元を取るのに何年かかるかなという感じなので、機械を変えることはしません」
20年ぶりとなる新しい紙幣の発行。事業者にとっては大きな負担になっているのが実情で、完全に対応するにはまだまだ時間がかかりそうです。



















