年末年始、旅行や帰省で利用客の増える高速バスの予約をめぐって、いま一部の利用者による「相席ブロック」という行為がバス会社を悩ませています。
「相席ブロック」とは、乗客が自分の座る席以外に、周りの席も予約して、出発直前に周りの席はキャンセル。他の人が自分の周りに座らないようにするものです。
広島市に本社を置き、広島から東京や福岡などの各地に高速バスを運行するJRバス中国では、3年ほど前から「相席ブロック」が目立つようになったといいます。
JRバス中国 営業戦略課 淺原賢二課長
「出発直前、バスの乗務員の目の前で『隣を今からキャンセルします』というお客様がいらっしゃったり、1人だけお座りになられて周りはキャンセルされているとか、同じ名前でいくつも予約されているとか、そのような事例が散見されています」
隣だけではなく、前後の座席までブロックするケースもあり、ひどい場合には、周りを囲むように8席をブロックする事例もあったといいます。
JRバス中国 営業戦略課 淺原賢二課長
「本当に利用したいお客様に座席をお届けできないことが、我々としては非常に色々な機会の損失になっていると思っています」














