“漫才”や“商品開発”でコミュニケーション能力を高める

長崎中学校では、勉強以外でも自主性を育む取り組みが進んでいます。

「避難訓練の時に使うおかしって知ってる?」
「それはもう定番過ぎて。誰でも知ってますよ」
「じゃあ教えてよ」
「えっと………」
「いや なげーよ!」

漫才を通してコミュニケーション能力を高める特別授業です。

さらに地域活性化を目指す授業では、生徒だけで事業を考え、プレゼンする大会を開きました。

上位のグループは実際に株式会社化して商品を作り、店での販売にもこぎつけました。

商品化に携わった生徒(中2):
「私たちの会社は石丸文行堂さんとコラボしたりして、最後まで活動ぎりぎりまでやれてとてもよかった」

長崎市立長崎中学校 種吉信二校長:
「どこをよくしていけば それが上手くできるのかなとかということを考えて、それを繰り返し繰り返しやっていく。昨日の自分よりも今日の自分。自分(の成長)を楽しめる、そんな子どもであって欲しい」

子どもたちに求められる能力が変化する中で公立中学校が挑む教育改革。生徒に向き合う教育の根幹は変えずに、教育現場には柔軟な対応が求められています。