空だけでなく、海でもドローンの活躍が期待されています。
これまで行けなかった深海の地形や、地層データなど調査できる“海のドローン”が日本で初めて公開されました。

自律型無人潜水機『NGR6000』。

機体から音波を発信することで、“海底の地形”や”地層”を知ることができます。
最大の特徴はその潜れる深さです。


友成 由紀アナウンサー:
「この海のドローンを使うと、深さ6000メートルの深海の世界を知ることができるようになります」

海底に眠る希少金属“レアアース”の採掘につなげようと、日本がアメリカからおよそ10億円かけて購入。

今年夏、レアアースがあるとされる東京の南鳥島沖の海底データを得ることに成功しました。

高解像度・高精度のデータで、レアアース採掘の作業効率アップにつながりそうです。

内閣府戦略的イノベーション創造プログラム(SIP) 石井 正一 海洋プログラムディレクター:
「(深海は)暗い暗黒の世界。その暗黒の世界に、レアアースだとか、たくさんの海洋鉱物資源が眠っている訳でございます。
新しい世界を、海の見える化の中で“海のドローン”を使って作り上げていくことができるんじゃないかと」

今後、海のドローンの活用で、海の環境調査などが進むことも期待されています。