天皇皇后両陛下と愛子さまは、午後4時15分頃から、長崎市の原爆資料館をご覧になられました。

資料館の常設展示室では、井上琢治館長の説明のもと、11時2分で止まった柱時計や浦上天主堂の再現模型、熱線で焼かれた被爆者の写真などをご覧になられました。

井上館長は、被団協のノーベル平和賞受賞にも触れながら、長崎の平和運動を先導した被爆者である山口仙二さんや谷口稜曄さんの写真を紹介。

放射線の影響についての展示では、被爆者たちが、いつ病気になるか分からない不安や恐怖を抱えていたこと、就職や結婚難にあっていたことを説明しました。

説明をお聞きになった愛子さまは「心に傷が残るんですね」と話され、天皇陛下も「差別があったんですね」と話されたということです。

この後は、被爆者らとの御懇談が予定されています。