負けたら終わりのPO 勝ちあがるポイントは

【住吉】決勝まで行けるのといけないのでは大きな違いがあります。レギュラーシーズン 60試合戦って、プレーオフで最初6試合あります。レギュラーシーズンとプレーオフの違いはどうでしょう?

【伊藤GM】一番大きな違いは、レギュラーシーズンというのは『試合が次にある』というので、“調整”ももちろんしますし、”試してみよう”とか、“プレーオフに向けてピークを持っていこう”というのもあるんですが『プレーオフは負けたら終わり』なので、本当に1試合1試合、激しい戦いになりますし、気迫として現れると思います。

【住吉】今日も選手たちは練習をしているということなんですが、レギュラーシーズンの雰囲気とは違いますか?
【伊藤GM】私たちは普段から比較的厳しい練習をしていますし、選手も気持ちをもって臨んでくれているんですが、やっぱりピリピリ感であったりとか、集中力がいつもと違うというのは感じましたね。

【住吉】プレーオフを勝ち上がっていく上でのポイントというのは何になると思いますか?
【伊藤GM】ポイントは本当にたくさんあると思いますが、大切にしているのは、バスケットというゲームは “流れ” があります── いい時 と 悪い時 があるので『悪い時に どれだけ流れを断つのか』また『いい流れを どれだけ長く継続するのか』本当にここがキーになってくると思います。

【住吉】そういう意味で言うと、会場のファン、ブースターの応援というのは『悪い流れを断ち切る』上で、大きなポイントになりますよね?
【伊藤GM】本当にそうなんです。そういった意味では、プレーオフを “ホームでできる”というのは大きいと思います。やはりファンの皆さんの声援というのは選手を後押ししてくれるものですし、いいプレーが出た時には勢いにも乗れます。
そういった意味で、ホームでできるというのはアドバンテージがあるので、ここはもう我々、明日・明後日は長崎の皆さんがいるということで心強いです。

最初の相手 熊本ヴォルターズ戦はバチバチの試合に!?

【岸】初戦の相手が熊本ヴォルターズです。レギュラーシーズンでは6試合戦って4勝2敗と勝ち越しています。しかもホームでは負けていません。どういう試合になりそうですか?

【伊藤GM】熊本さんはすごく激しいチームで、フィジカルでディフェンス 1つ見ても激しくプレーしてくるチームなので、本当に出だしからお互いバチバチの熱い試合になるんじゃないかと思っています。
【住吉】見ている私たちからすると相当、楽しい試合になりますよね。
選手にとってはハードだと思いますが、どんな気持ちで 選手たちは試合に臨むのか聞いています。