24日投開票が行われた統一地方選挙後半戦。長崎市と佐世保市の新リーダーに鈴木 史朗さんと宮島 大典さんがそれぞれ選ばれました。課題山積の中で舵取りを担う新市長に市民は何を求めているのでしょうか?

16年ぶりに交代するリーダーに長崎市民が選んだのは、31年間官僚として働いた実績をアピールした鈴木 史朗(55)さんでした。

与野党相乗りの組織戦で6万5千票あまりを獲得、ライバルと見ていた前県議の赤木 幸仁(38)さんに1万525票の差をつけて当選しました。

鈴木 史朗さん:「皆様方のお陰でございます。本当にありがとうございました」

佐世保市の新市長に選ばれたのは、国会議員の経験も持つ前県議の宮島 大典(59)さん。

自民党県連の推薦を受けた20歳年下の橋之口 裕太(39)さんとの激戦を制し初当選を果たしました。

宮島 大典さん:「感無量の思いで、ここに立たせて頂いております。」

16年ぶりの新市長を選ぶ選挙でしたが、投票率は長崎市長選挙で戦後最低を更新。有権者の半数以上が意思表示をせず、政治離れの現状が改めて示された形となりました。こうした中で舵を取る新市長に、市民は何を求めるのでしょうか?