処理しきれないものを扱ってはいけなかった

広さ5ヘクタール。
海底に溜まった大量のPCB汚染土を処理できる施設はどこにもなく、根こそぎすくい上げ、アスファルトで覆いPCBの丘となりました。

元高砂市議の井奥まさきさんは「当時は大議論になったものの、今はこの丘がPCBだと知らない住民も多く、このまま残り続けるだろう」と言います。

元高砂市議会議員 井奥 まさきさん:
「どこかの段階では何らかの処理をして欲しいという願いはありますけど、今のところはこの状態で監視している状態です。
“夢の技術”とか飛びついたらいけないという…何度も苦しめられてきた教訓の典型的な話ですけどね。
こんなに処理しきれないものを人間が扱ってはいけなかったかもしれない…」