毎月定額で世界中のホテルを利用できるサービス『HafH(ハフ)』を創業した大瀬良 亮さん(39)が2022年、その経営から身を引き、新たな取り組みをスタートさせました。

名前は『長崎友輪家(ユーリンチー)』
── 大瀬良さんは現代の出島を目指すといいます。

大瀬良 亮さん(39):
「元々、砂田(憲治 氏)と一緒にHafHを立ち上げた時から『5年位を目途で手伝う』みたいな話は元々していて。
“長崎ばかりやっているわけにはいかない”と HafHだと(どうしても)なってしまう。世界のサービスにしていくためには。
僕はどっちかというと長崎にもう少しこだわっていきたい」

大瀬良 亮さん 39歳。長崎市出島町生まれです。
広告会社 勤務を経て2019年、定額制宿泊サービス『HafH』を立ち上げました。
創業した HafH は右肩上がり でも…



旅行業界にサブスク( = 定額制)という概念をもちこみ “好きな場所で働きたい”リモートワーカーの需要も取り込んだ『HafH』はコロナ禍でも波に乗り、2022年4月時点で売上は前年比 6倍に。

国内 18施設から始まった“提携拠点”は、国内外 1,000以上にまで増え、右肩上がりの急成長を続けています。

しかし大瀬良さんは 2022年7月、共同創業者の砂田 憲治さんに“社長”の肩書を託して“独立”。
長崎を面白くする新しいアプローチに取り組み始めました。
それが長崎友輪家(ながさきユーリンチー)──

中華料理の“油淋鶏”とかけたという『友輪家』。……聞いても謎の『友輪家』
旅好き 人好き 面白好きの人に刺さる 謎の“友輪家”とは

東京の家も売り、個人事務所を立ち上げたという大瀬良さんを訪ねると、長崎県東彼杵町を回って、ご当地グッズを集めていました。

ひと月かけて県内を回り、集めたグッズは30箱。
ランタンフェスティバル開幕の日、1月22日に長崎県美術館で開いた“友輪家のイベント”で、ある人達にプレゼントしました。