社会復帰したのちに再びハンセン病の症状「マイナスからのスタート」
療養所での治療の結果、ハンセン病の症状が治まった太田さんは、岡山県の国立療養所「長島愛生園」の中にあった高校へ進み、卒業後に東京の大学へと進学した。
その後、就職して社会復帰したものの3年後に病状が再び現れ、菊池恵楓園に再入所することを余儀なくされた。

太田明さん
「治療のためにすべてを無くしました。学友も、大学時代の友人も、それから、会社の同僚たちも。失意のどん底というか、人生最大のピンチでした。ゼロからの出発じゃないんですよ。“マイナスからのスタート”でした。ハンセン病を背負って生きるわけですから」
人生を諦めず、焦らず、腐らず
再入所した療養所で10年間の闘病ののちに回復した太田さん。その後は、入所者の名誉回復や人権の確立、療養生活の改善などを求めて運動を続けてきた。

太田明さん
「自分が置かれた場所で、どうやって花を咲かせばいいか。そのためには自分の人生をとにかく諦めない。それから、焦らない、腐らない。諦めず、焦らず、腐らず。それをモットーに日々精進することにずっと努めてきました」








