アメリカとイランの戦闘終結に向けた合意の覚書をめぐり、仲介国のパキスタンは「最終的な合意文書がまとまった」と表明しました。

パキスタンのシャリフ首相は12日、アメリカとイランの覚書をめぐり、「最終的な合意文書がまとまった」と表明。「和平はこれまでにないほど近づいている」と強調しました。

パキスタンメディアは、署名式が14日にスイスのジュネーブで行われると伝えています。

一方、アメリカ政府高官は「ゴールラインまであと少しだ」とし、数日中に署名できる可能性は「85%ほど」との見通しを示しました。

覚書の内容については、▼ホルムズ海峡の開放と、イランへの海上封鎖の停止▼高濃縮ウランのイラン国内での破壊と、その後の国外への持ち出しなどが柱だと説明しています。

イラン側が合意を履行しているか査察する体制の導入も盛り込まれるとし、制裁緩和や資産凍結の解除については、イラン側が合意履行するごとに段階的に行われると強調しました。

覚書の署名後、60日間で詳細な内容を協議するということです。

一方、イラン政府関係者はJNNに対し、「合意案の検討を続けている段階で、意思決定は完了していない」と強調し、「日曜日にジュネーブで署名式が行われるとの情報は誤りだ」と指摘しています。

外務省の報道官も「内部で最終調整の段階にある」としつつ、「最終決定を待たなければならない」と話しています。