「事故さえ起こさなければ」常態化していた認識の甘さ
起訴状などによりますと、夫は2025年8月31日、自宅で発泡酒(350ml)2本と焼酎の水割りをグラスで3杯ほど飲んだ状態で、普通貨物車を運転。自宅近くの市道を約900メートルにわたって走行し、ガードレールに衝突する事故を起こしました。呼気からは酒気帯び運転の基準値の約4倍にあたる0.59mgのアルコールが検出されています。
検察側の冒頭陳述によりますと、夫は事件当日、ひざの手術を終えて退院したばかりでした。昼頃に知人の車で約10日ぶりに帰宅し、正午ごろから飲酒。飲み始めてすぐ、妻から「家に食べ物がないから買い物に連れて行って」と声をかけられ、一度は断ったものの、仮眠後の午後4時半ごろに再度「買い物に連れて行って」と求められ、飲酒運転を決意したということです。
公判の中で、夫は事故当時の心境を次のように述べています。
「今、運転すれば確実に飲酒運転になると思ったが、妻から再三お願いされ、事故さえ起こさなければ大丈夫だと思った」
また、検察側から過去の経験を問われると、過去にも2~3回、飲酒してタバコを買うために運転していたことを認め、飲酒運転の常習性が浮き彫りとなりました。








