「バレーボールが、私のすべてだった」
かつて、長崎県諫早市のコートでエースアタッカーとして輝いていた16歳の少女を、突如として襲った難病「関節リウマチ」。発症からわずか3カ月で寝たきりとなり、体重は激減。変わり果てた娘の姿に、母は心中を覚悟するほど絶望の淵に立たされました。
それから約30年。現在、45歳になった松田友紀さんの指先には、あの日の絶望ではなく、キラキラと輝く小さなビーズが握られています。「かつての自分を知る人には会いたくない」と心を閉ざしていた彼女は、なぜ再び、自ら人前に立つことを選んだのか。不自由になった指先で紡ぎ出すアクセサリーが、失われた青春と止まっていた時間を動かしていく──。
絶望の中から一つひとつ「できていること」を見つける。病と共に歩む「エース」がたどり着いた、強くて優しい「幸せの数え方」を追いました。








