激痛と関節の変形 打てなくなったバレーボール
長崎県諫早市。窓から差し込む光を反射して、テーブルの上のビーズがキラキラと輝いている。
松田友紀さん(45)は、変形した指先で工具と針を器用に操り、小さなビーズをひとつひとつ繋いで、アクセサリーを作っている。その動きは迷いなく、優雅でさえある。
しかし、かつての彼女にとって、指先は「光」ではなく「絶望」を突きつける場所だった。
中学、高校とバレーボール一筋。松田さんは、チームを勝利へ導く「エースアタッカー」だった。
「バレーは当時の私のすべてでした」
異変が起きたのは、高校1年生の冬だった。最初は、ボールで強く打っただけだと思った。けれど、痛みは引くどころか、全身に広がっていく。病院でいくつもの検査をし、16歳の少女に下された診断は「関節リウマチ」だった。自分の免疫が自分の関節を攻撃し 破壊していく難病だ。








