デマに惑わされない 冷静な「生活の選択」を
【住】食品のパッケージから医療用の注射器まで…。モノが作れない影響は本当に怖いですね。昔の「オイルショック」のように、トイレットペーパーがなくなるようなパニックにならないか心配です。

【平】そこは非常に注意が必要です。1970年代のオイルショックでは、”紙がなくなる”というデマからあっという間に全国で買い占めが起きました。ただ実際は原料や製品が不足していたわけではなく、製造に必要な燃料の不足の連想からパニック的な買い占めが起き、物流が間に合わなくなったのが実情です。今はSNSで情報がすぐに拡散されますが、噂を鵜呑みにせず冷静に事実を確認することが大切です。
【住】では、私たち消費者は日々の生活でどう対応すればいいのでしょうか。
【平】絶対にやってはいけないのが「買い占め」などのパニック行動です。本当に必要な人に行き渡らなくなるため、焦って買う「衝動買い」も避け、一度様子を見てください。確かに原油の不足は懸念されますが、備蓄の放出や中東以外からの輸入により、今のところ年末年始までは量は確保できる見通しです。SNSやデマに惑わされないことが重要です。

ただ、この緊迫化が長期化するかどうかは見通せません。家計として今できることは、ガソリン代や光熱費を節約しつつ、買う「量」や「頻度」を見直すことです。また、石油由来でないもので代替できるならそれを使うということも考えることが大切です。価格や品薄に振り回されず、「生活の選択肢」をいくつか持っておくことが、この混乱を乗り切るコツになると思います。











