全国から女性の消防団員が一堂に集う大会が長崎市で初めて開かれ、日頃の活動や成果の報告などが行われました。

30回目の節目となった今大会には、全国各地で消防団員として活動する女性らおよそ2500人が集まりました。

熊本県山都町から参加「仕事をしている人たちがほとんどなので、あまり負担にはならないけど啓発できるものとか取り入れたいなと」

石川県珠洲市から参加「(能登半島地震で)被災して経験したことを一人でも多くの方にお伝えして、これからの備えをしっかりしていただければ」

全国的に消防団員が減る中、女性の消防団員は年々増加していて今や3万人近くにのぼります。

大会は女性消防団員の活動を活発にしようと毎年開かれていて、日頃の活動や成果を紹介し合い、交流を深めました。

青森県五所川原市消防団「命をつなぐ消防団活動の一環として、緊急連絡カードの推奨をしませんか?」

青森県の五所川原市消防団は、救急搬送に備え既往歴や服用している薬などを記しておく「緊急連絡カード」を広める活動を紹介。救急隊員に渡すことで搬送時間の短縮や救命率向上につながると報告しました。

会場では各消防団による展示発表もあり、参加者らは活動のヒントを得ていました。

栃木県宇都宮市から参加「うちは結構ホワイトボードにこういうのを貼ってやるんですけど、こういうやり方やったらやりやすいねって。これをもっと子どもバージョンにしたら防災教室なんかにも使えるかなぁと思って」

それぞれの取り組みに刺激を受け、参加者らは今後の活動への意欲がさらに高まったようでした。