兄は戦地に ウクライナからの留学生力士

今回弓取り方を務めるのは、長崎鶴洋高校相撲部のエゴール・チュグンさんです。ウクライナ出身のエゴールさん。7歳で相撲を始め、大相撲の力士として活躍することが夢です。
ロシアの侵攻後、相撲を続けるため、おととし11月、家族と離れ長崎へ。兄は兵士として戦っています。

エゴールさん:
「(長崎で)自分が頑張るのは当たり前ですから」
日本語をゼロから学び、、ことし3月の全国高校選抜大会では5位入賞。県高総体でも42年ぶりの団体優勝に貢献しました。卒業後は福岡の大学で相撲を続けることになっています。くんち出演は、長崎への感謝を伝える特別な舞台となります。

高橋修さん:
「彼のこの2年間の頑張りの賜物と思いますので、くんち出演の依頼が来たことも。あとはしっかり本番に向けて良い準備をできたら」

エゴール・チュグンさん:
「自分が弓取り式をできるのは本当に嬉しかったですね。(長崎の)みんなに感謝を見せたいと思います」