盆の入りとなった13日、長崎県五島市では、先祖の霊を慰める念仏踊りのチャンココが、初盆を迎えた家などで披露されさました。

「オーモンデー」と唄いながら、太鼓と鉦の音に合わせて厳かに舞う「チャンココ」。
800年以上前に、五島列島に伝わったと言われる念仏踊りです。

盆の入りの13日、長崎県五島市では、花笠に腰みの姿の上大津青年団が、初盆を迎えた家などを訪問し、チャンココを披露しました。

母親の初盆を迎え、東京から帰ってきている男性は「初盆の時はチャンココで鎮魂するというのがこちら(後藤)の習わしなので、(母も)ちゃんとやってくれたなと思ってくれているんじゃないか」と語っていました。

地元の青年団らによって受け継がれているチャンココ。15日まで哀愁を帯びた鉦の音と歌声が五島の町に響きます。