長崎県内で2025年7月に、熱中症の疑いで救急搬送された人の数は、前年の7月より33人少ない451人でした。

このうち3週間以上の入院が必要な「重症」にあたる人は9人で、長崎県島原市の88歳の女性1人が死亡しています。島原市の7月の平均気温は29.5度で、統計を開始した2006年以降で、7月の平均気温のうち最も高くなっています。

長崎県内で救急搬送された人のうち75歳以上の人が全体の4割以上を占めていて、発症場所は「敷地内を含む住居」が最も多くなっています。

長崎県は、エアコンの活用やこまめな水分補給、バランスの良い食事を摂るなどの対策を呼びかけるとともに、子どもや高齢者の熱中症に特に注意するよう呼びかけています。