原爆犠牲者を慰霊するため長崎市で踊り継がれてきた「長崎盆踊り」を授業で学んだ小学生が、2日、地域の盆踊り大会に参加し練習の成果を披露しました。

原爆犠牲者を追悼するとともに戦後の復興を願い、原爆投下から2年後につくられた「長崎盆踊り」

踊りを知る人が減る中、長崎市立朝日小学校の5年生は、平和学習の一環で民踊指導者の永田利子さんから動きや歌詞の意味を学んできました。

児童らは2日、地域の盆踊り大会でおよそ1か月の練習の成果を披露しました。

「♪踊り踊ろかモンペを脱いで軽い浴衣に平和な姿」

「上手にできとった」

参加者(小学5年生)「戦争をやめて平和にしようっていうのが(歌詞から)伝わってきました。みんな楽しそうにしてたなって。世界から戦争が無くなってほしいです」

長崎民謡舞踊連盟・永田利子さん「子どもたちや地域の方々が踊っていただいて本当にとても嬉しく思っています。来年からもずっと踊り続けてもらえたらと思います」

復興へ歩みを進める市民に寄り添ってきた「長崎盆踊り」を通して、次の世代を担う子どもたちに平和を願う心が育まれていました。