アートを通して平和の尊さを伝えようと長崎出身の被爆3世の女性が制作した作品が長崎市で展示されています。

展示されているのは原爆の熱線で変形した瓶をモチーフに作られた「祈りの花瓶」で長崎市出身で被爆3世の毎熊那々恵さんが8年前から制作に取り組んできました。

毎熊さんは被爆地の平和への思いを国外に広げる「長崎平和特派員」に認定されていて、ことし海外初となるオランダでの巡回展を行いました。

毎熊さんは「お祈りをするときに花を捧げることはいろんな文化や宗教でも共通する点なのではないか、いろんな国の人たちにも親近感が湧くような伝え方ができるのではないかと思っています。」と話していました。

「祈りの花瓶展」は長崎市浜町のピー・ダブリュー・ギャラリーで今月21日まで開かれています。