命をつなぐ”責任”…恐怖心は?

危険と常に隣り合わせの、命を懸けた仕事ー。現場に立つ人達の原動力とはなにか?

太田黒崇伸医師:
「ドクターヘリがなければおそらく救命できなかったであろう患者さんの命を救うことができた時、元気になって退院して行かれる時は、何物にも代えがたい喜びを感じます。実際にそのドクターヘリの前で元気になった患者さんと一緒に写真を撮ったこともあります」

Q・今回の事故を受けて、フライトドクターに対する「恐怖心」が広がっている側面はあるのか?
太田黒崇伸医師:
「今のところないと思います。しかし今回の事故を受けて、どこかしら潜在意識の中で、『起こってしまったらどうしよう』と考えてしまう、人間ですからそれは当然あると思います」