長崎県の県庁舎跡地の整備・活用について県は「情報発信」や「交流」をテーマにした場を作る計画を示しています。これに対し、長崎の経済界はより賑わいが出る施設にするよう4日知事に直接要望しました。

長崎市江戸町にある県庁跡地。県では将来の発展につながる「賑わい」と「交流」が生まれる施設を計画し、2030年度の完成を目指しています。

先月の県議会で示されたイメージ案では、広場を中心に本館跡地には「交流支援機能」として多目的スペースやカフェなどを配置しています。

また旧第三別館敷地は「情報発信機能」として跡地の歴史や世界遺産などを紹介する建物が計画されています。

この計画に対し、長崎商工会議所の森会頭らが4日県庁を訪れ、より賑わいのある場所にしてほしいと知事へ要望しました。

長崎商工会議所 佐々木達也副会頭:
「長崎観光の『へそ』になるくらい大事な土地であるのに広場かと」

長崎商工会議所 森拓二郎会頭:
「地元の市民の皆様の憩いの場としてももちろんですが、長崎に来られる方、初めて来られる方も含めて、インバウンドの皆さんが来て、まず真っ先にいくような場所にしてほしい」

要望に対し大石知事は、まちなかとの関係も十分に考え今後も意見交換を行いながら整備計画を進めていきたいと答えました。