1995年に東京・大田区で起きた強盗傷害事件に関与したとして国際手配されていた男がきょう、フィリピンから日本に強制送還されることとなり、先ほど、フィリピン入国管理局の施設を出発しました。

フィリピン入国管理局などによりますと、きょうフィリピンから日本に強制送還されるのは相原久仁雄容疑者(62)です。

相原容疑者は1995年2月、他の男2人と共謀し、東京・大田区蒲田のゲーム喫茶で経営者の男性にナイフを突きつけ、蹴るなどしてけがをさせて、現金およそ70万円を奪った疑いがもたれています。

ほかの男2人は、事件当日、警視庁に逮捕されましたが、相原容疑者は事件後に海外に逃亡していて、国際手配されていたということです。

相原容疑者は今年6月にフィリピン・マニラの路上で不法滞在の疑いで拘束されていて、先ほど、強制送還されるため入管施設を出発したということです。

きょう午後に日本に到着次第、警視庁による取り調べが行われるものとみられます。