激しいせきが続き、乳児は重症化するおそれもある「百日せき」の感染報告が長崎県でも増加しています。ことし初めからの報告数は全数把握するようになった2018年以降最多のペースで増えていて、県が注意を呼びかけています。
「百日せき」は主に菌の感染によっておこり、激しいせきが平均で2~3週間続く感染症です。回復までに2~3か月かかることもあり、乳児は重症化するおそれがあります。

長崎県によりますと、県内のことし初め~先月30日までの「百日せき」の感染報告は24件で、全数把握するようになった2018年以降、最多のペースで増えています。年代別では10代が75%を占めています。
「百日せき」は生後2か月からワクチン接種することができますが、小学生ぐらいになると抗体が減り感染しやすくなるということです。

「百日せき」の感染経路は飛沫感染で、県では咳エチケットや手洗い、手指の消毒で予防に努めるよう呼びかけています。