茨城県に住む被爆4世の高校生が留学先のカナダで作成した千羽鶴を、27日、長崎原爆資料館に寄贈しました。
千羽鶴を寄贈したのは茨城県の中高一貫校に通う被爆4世の金子凛音さん16歳です。

(金子さん)「戦争によって生活が不安定になってしまっている友人もいました。そういった人たちと一緒に平和への願いを込めて。」
金子さんは、曽祖父が戦艦武蔵の設計を担当し長崎で被爆。これまで平和活動には携わっていませんでしたが、被爆80年という節目に自身のルーツを見直し、留学先のカナダで30カ国以上の生徒と交流しながら4か月かけて千羽鶴を完成させました。

(金子さん)「(海外の人も)鶴の存在は知っていて、1つ1つ丁寧に教えながら、意味も込めながら楽しんで平和の願いを込めて折ってくれました。」
金子さんは今後、平和活動に積極的に関わりたいとしています。