ロシアのプーチン大統領が16日にアメリカのトランプ大統領と電話会談した際、ウクライナでの戦闘終結の条件として東部ドネツク州全域の割譲を求めたと、アメリカの「ワシントン・ポスト」が18日、報じました。
複数のアメリカ政府高官の話として伝えたもので、プーチン氏はその代わりとして、一方的に併合を宣言した南部ザポリージャ州とヘルソン州、それぞれの一部地域の支配を放棄することを示唆したということです。
プーチン氏は、8月にトランプ氏と会談した際には、ドネツク州のほかに隣接するルハンシク州の割譲も求めたと報じられていました。
トランプ氏とプーチン氏は近く、対面での首脳会談を行うことで合意していますが、トランプ氏は17日に現状の境界線で戦闘を停止するよう求めていて、戦闘終結に向けた話し合いが進展するかは不透明です。
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