会社も「年賀状じまい」
金属加工などの高い技術力で県外メーカーからも評価される長崎市の早瀬鉄工所こちらの鉄工所は、今年送付するのもので年賀状じまいにすると決めています。

早瀬鉄工所 池山真郎副社長:
「従来は大体300枚ほど年賀状を出していましたが、昨年ぐらいから少し絞りまして150枚ぐらいに見直しをしました。各取引先の方からも、今年から”年賀状じまい”をするという連絡があっていますので、弊社の方も来年(送付分)からはもう年賀状は出さない予定です。全社的にペーパーレスを推進しておりますので、SDGsにも少しは貢献するでしょうから時代の流れに合わせていくというところが一番かなと思っています」
【平】法人が年賀状じまいをする理由として言われているのが、
●経費削減
●業務負担の軽減
●虚礼廃止の一環
●デジタル化・ペーパーレス化
●環境への配慮
といったことです。
年賀状ないと寂しい?
【住】まさに「逆風の中」という感じですが、ここで改めて、年賀状の良さも考えてみたいと思います。
【平】はい。先ほど紹介した文具メーカーの調査によると、年賀状の習慣があった方がいいと思う理由について、最も多かったのが「年賀状をもらうと嬉しい」という答えで、次いで、無いと「お正月らしくなくて寂しい」、「日本の伝統文化や独自の文化が衰退してしまいそうで心配」と続きました。
【住】4位に「会えない人との連絡が途絶えてしまい困る」とありますが、お世話になっている人に感謝の気持ちを伝えられるという事や、健康状態の確認ができるといったことも含まれていそうですね。
【平】そうですね。そこに手書きや手作りのあたたかさというものが加われば、より一層、相手に喜ばれるものになるはずです。昔から年末になると、ペンなど、年賀状を作成するためのグッズを買い求めているという方も多いのではないでしょうか。街の文具店を取材しました。