「新米の仕入れ値」5割以上高い産地も

長崎市で県産米の販売を中心に食品全般の卸売業を行う「長米」では7月から9月にかけて米の品薄状態が続きました。今月に入り新米が入荷するようになり、品薄状態は解消されつつあると言います。しかし、例年とは異なる《はざかい期》を迎えているといいます。

「長米」立山康司社長:
「(例年は)若干『古米』在庫を持ちながら、『新米』に入れ替えていく状況で、在庫調整しながら販売をやっていくんですが、今年の場合は「令和5年産米」がどこを探してもない。『古米』と『新米』の販売ではなく、ほとんど『新米』の方を売らざるを得ないっていう状況」

「令和5年産米」の不足は、ことしの新米の仕入れ値を押し上げています。

「長米」立山康司社長:
「だいたい2割から4割程度高くなっているところがあります。産地によっては5割以上高くなっているところもありますので、もちろん店頭販売価格の方も上がってくるような状況」