ネタを頂いてるのはACのCM


松浦から来た高校3年生:
「ドキドキしてます。毎回毎回感動するんで(新作も)楽しみです」

佐世保から来た参加者:
「歴史の中にうまくこうフィクションを混ぜて、実際本当にあったかのよう(に描いている)」

参加者:
「時代が離れてても、やっぱ息づかいがわかるというか…きっと本当にこんな思いで、この時代を生きていた人たちがいるんだよねと」

今村さんが執筆の裏側を語ります。

今村さんの講演:
一番僕ね、ネタを頂いてるのはね、AC(公益社団法人ACジャパン)のCMなんですよね。エイシ~ってやつあるでしょ?あれ見てたら、だいたいね、ネタが湧いてくるんですよ。わかりやすいんですよ。この国がいま本当に考えなあかんこととか、この国が国民にやらせたいこととか、何かしらのテーマが結構詰まってるんですよね。
コロナ禍前に流れていたのは《外国人旅行客に親切に対応するよう呼びかけるCM》でした。
今村さん:
これが、流れるっていうことは、どういうことですか?これができてないっていうことでしょ?逆を返せば。
(外国人に)苦手意識を持ってる。じゃぁ日本人の《外国人への一種のアレルギー》というか…なんだろう?って考えると、たぶん日本人が一番最初に外国人へのアレルギーを抱いたんが、元寇の頃なんですよね」
今村さんが特に注目したのは、元寇で河野家の武勇伝として語り継がれている史実「河野の後築地」でした。