元寇の遺物に触れ「人の息づかいみたいなもんをいかに感じ取れるか」

今からおよそ750年前の鎌倉時代に起きた元寇で活躍した伊予の御家人、河野六郎通有が主人公の歴史小説です。

クライマックスの舞台は、元寇終焉の地、長崎県松浦市鷹島。

近くの海底からは蒙古軍の遺物が複数見つかっています。今村さんは執筆にあたり小説家などを取材に招く長崎県の事業を活用し、松浦市を訪れました。

今村さん:
「人の息づかいみたいなもんをいかに感じ取れるかっていうのが小説を書く上ですごい重要なんで。5千人で守ったとか10万人が来たとか、数字でなんかこう捉えがちなんですけど、一人一人のここに生きた人間たちがいたんだなというのを多分、遺物とかから感じられるっていうのがやっぱり大きかったかなって思いますね」

今月7日、長崎で出版記念の講演会が開かれました。