運転手確保のため 働き方改革 と若手の確保
【住】路線バス事業から撤退というのはショッキングですね。運転手不足を解消する動きはあるのでしょうか。
【平】県営バスでは、平日の需要の多い時間帯の運転者を確保するために『休日制度』を変更しました。

県営バスでは、9年前から《土日固定の休み》を希望できる制度を設けています。
これまで人数が制限されていたものの、4月からは、約2割の運転手(希望者ほぼ全員)がこの制度を利用し《土日休み》が取れるようになりました。
一方で《土日も勤務する運転手》に対しては、休日日数を年間13日増やしました。

長崎県営バス運転手 平山潤さん(57歳・運転手歴23年):
「自分の時間を持てる時間帯が増えたんじゃないのかなと。疲れが次の日まで取れないということがやはりありますので、そこは体を休めるということに時間を費やしたいという風には思っておりますけど」
【住】現役の運転手の働き方を改善するとともに《若手運転手の確保》対策も求められますね。
【平】県内の路線バス会社では、大型自動車二種免許を持っていなくても、入社後に免許を取得するための支援制度を設けたりして、運転手に養成するなどの対応を行っています。