長崎港の取扱量が 博多港、伊万里港に劣る理由
コンテナはTEUという単位で数えます。

標準的な大きさのコンテナ1個分を1TEU(Twenty-foot Eqiavalet Unit)と数えます。長崎港では、2022年度に輸出では1,277、輸入では3,362が取り扱われています。

一方、佐賀県の伊万里港では、輸出6,521、輸入2万4,661、福岡県の博多港では、輸出21万2,466、輸入は37万5,200の取扱量があります。
【住】長崎港と比較すると、輸出量は伊万里港は5倍、博多港は166倍。輸入量も伊万里港は7倍、博多港は111倍と差がありますね。
【平】長崎港での取扱量が増えると物流が盛んになり、経済の活性化につながることが期待されますが、何故、ここまで取扱量に差が生じているのか?長崎市と商工会議所が事務局を務める長崎港活性化センターにその理由を教えてもらいました。

長崎港活性化センター 吉田涼子事務局長:
「長崎港は直行便が“プサンのみ”で他の港より少し弱いところになっているかと思います。生鮮食品ですとリードタイム(商品が納品されるまでの時間)を短くすることが優先になりますので、どうしても韓国、中国、台湾、東南アジア、北米とかに直行便がある博多港がまず選ばれる形になっています。
また地理的に近いので、県北(の企業)だと伊万里港を選ばれる状況が続いている」