《鎖国時代の出島》のようにグローバルな仕事のゲートウェイに

来月業務がスタートするONE DEJIMA。長崎市のオフィスには、こんなこだわりが──

遠山 代表取締役CEO:「これ元々コンテナだったんですよ」

コンテナを再利用した壁面は、桜をイメージした「マゼンタ」色で塗装しています。船の甲板をかたどった机に、長崎の海を連想させる波打つデザインです。

ONEが長崎に進出したのは “雇用の受け皿”になりたいという思いからでした。

遠山 代表取締役CEO:
「地方発でグローバルな会社、雇用の受け皿がないと日本全体が弱っちゃうなと思って。出島に代表されるような歴史を持っている《文化と海運業との親和性》それと《優秀な人材の受け皿》になれると。
『鎖国時代の出島』が日本にとってのゲートウェイだったように、我々も長崎からグローバルな仕事をしていく上でのゲートウェイになりたいなと」

2024年3月に長崎市の出島で開かれた『海運事業のこれからを考えるサミット』では、ONEの経営戦略担当者も長崎への期待感を語りました。

ONE 岩井泰樹マネージングディレクター:
「どんどん伸びていく世界人口・世界経済を支える形で、我々もグローバルに事業を拡大していきたいと思っています。長崎の人にもそれを支えていただくような仕事をしていただければと思っています。
魅力のある職場にして長崎の人たちに選んでいただけるような会社、期待に応えられるような会社にしていければなと思っています」

世界のコンテナ業界を牽引する人材が、長崎から輩出される日が来るかもしれません。

【住】長崎でグローバルな仕事ができるチャンスが増えたことで、人口流出の歯止めになるといいですね。

【平】これからのONEDEJIMAの事業拡大に期待したいところです。ところで、私が気になっているのが、長崎港のコンテナ取扱量の少なさです。